お久しぶりです!おくでぃです。今回はキラキラしたイメージのノマドライフについて描かれた本を紹介していきます。
ノマド=スタバでMacを開くキラキラな人たち?
ノマドと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?私は「スタバでMacを開いている人たち」をイメージしてしまいます。
何してるかはわからないけど、カフェで自由に作業している人たち。彼らは一体何者なのでしょうか。
ノマドは英語で「遊牧民」「放浪者」を意味する言葉です。決まった場所、決まった時間で働くサラリーマンと対比して、場所も時間も縛られない自由な働き方の一つとして10年代〜日本でも注目されてきました。
今から10年以上前、フランスの大統領補佐官を勤めた経験もある経済学者ジャック・アタリは著書「21世紀の歴史」(2006年発刊)の中で、ノマドという言葉を使って「インターネットの発達によりクリエイター階級が時間と場所にとらわれず活躍する時代がくる」と解説しています。
コロナ禍で一気に、日本国民のITリテラシーが高まり、テレワークを実行した結果、一部の人々はサラリーマンでありながら、ノマドのような働き方を強いられる人々も出てきました。
ノマドの本質
フランスの思想家モンテーニュはこんな言葉を残しています。
真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである
この言葉こそ、ノマドになるために必要だと著者は強調しています。自由であるがゆえに、自律する姿勢が求められる。在宅勤務が合わない人が一定数いるのはよく知られた事実です。
在宅勤務は成果を出すために己で時間を管理しなければなりません。己をマネジメントしなければならないので向かない人にはとことん向かない働き方だと思います。
目指せ!ノマドライフへの道
自由に振り切ったノマドライフを過ごすために、具体的に何をすればいいのかでしょうか。そのステップを本書を読めば理解できます。
将来的に独立したい。副業を考えている人は読んでもいいかもしれません。やりたいことをやるためには、何事も準備が必要なのです。
ノマドライフを体現させた著者の体験談が参考になるので気になる箇所をピックアップしていきます。
ノマドライフは一旦収入下がるが後ほど上がる
ノマドライフには経費がかかります。機材を揃えたり、移動したり、カフェ代がかかったりと、サラリーマンならば、会社が用意していたものを自分で揃えなければならないのでしんどいのです。
ですが、ノマドライフは続ければ、ライフスタイルそのものがコンテンツになると著者は言います。
この点はYoutuberが溢れかえっている今、昔の本なので鵜呑みにはできませんが、自分の生活を切り売りすることで稼ぐ人が現れたのは事実です。
ライバーしかり、Youtuberしかり。コンテンツを簡単につくって公開できるようになったので、時代が追いついたのでしょう。
また、「ノマドライフは個で生きていくことだが他者とのコラボが必要」と指摘していて、これまた鋭いと思いました。
個人で戦っているYoutuberも、再生数あげるためにコラボ動画よく出してますもんね。
ノマドライフのトレーニング
いきなり会社を辞めてノマドになることは危険です。著者はサラリーマンの間にできるノマドライフのトレーニングとして、具体的な方法を挙げています。
週に一度会社に行かない日をつくる
自分で働く時間をコントロールしてみる。これもノマドになるためには大事なスキルです。テレワーク普及前の本なので、余計に難しかった課題かと思います。
ロッカーを空っぽにする(ペーパーレス化)
これは結構大事です。できる人はだいたいペーパーレス化が徹底されているのはわかります。私はまだまだペーパーレスには程遠い・・・
生活費を半分に
当然、安定的に給与が入ってくるわけではありませんので、固定費(生活費)を下げることもノマドには必要です。極端ですが、生活費を半分にするくらいまでやってみましょう。
定時で仕事を終らせる
己の身体ひとつで働くノマドにとっては時間のコスト意識は必須。なので、サラリーマンのうちから時間のコスト意識はもっておくにこしたことはないでしょう。
効率化の目的は自由を得るため
効率化の目的は自由な時間を確保し、自由を得るためである。
効率化して浮いた時間を娯楽に費やすのでは自由は得られない。ついついYou Tubeみちゃう自分には耳の痛い言葉ですね笑。
最後に著者の本田直之氏は、ノマドライフを成功させる上で、最も重要なことは、『自己責任思考』だと言います。
自由と責任は表裏一体。それを考えると納得の一言です。
経営者と同じで、ノマドライフを送る人は、最終的に自分が決断しなければならない立場。
そこで訓練の一環として「安易に人に聞かないこと」を勧めている点が興味深かったです。
まとめ
憧れのノマドライフですが、かなり自分を律せる人でないと難しいのが現実だと感じました。
サラリーマンの良いところであり、悪いところは、出勤時間が決まっている事。そのおかげで健康的な生活リズムを過ごせているのは良い点なのかもしれません。
自堕落な大学生活を振り返るとほんとにそう思います笑。
一見、キラキラしているような世界も、少し視点を変えると、ものすごく自制というコントロールが必要なことが分かります。
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