お久しぶりです!おくでぃです。今回は9月に読んだ本で特に面白かった本を3冊ご紹介します!
9月に読んだ本ベスト3冊!
9月は中世の日本史を中心に読んでいました。特に源平合戦など苦手な箇所を理解できたので大河ドラマを楽しむことができそうです。
日本史の良いところはすぐに現地にいけることだと思います。西欧史学んでも現地にいくのがなかなか難しく、教会とか巡れません。
しかし日本ならばお寺や神社、博物館いっても日本語の案内を読める。これは強みだと思いました。
第3位『東インド会社とアジアの海』
本書は世界が繋がりはじめた400年前の世界を東インド会社というレンズを通して読み解く一冊です。
400年前の世界を想像してみましょう。地球の総人口は現在の10分の1以下。飛行機も鉄道も自動車もありません。最速の乗り物は馬でした。
当然、電気・ガスもないので夜は真っ暗で冬は今以上に寒かったことでしょう。当時の人口6億人のうち、80%以上の人は農業に従事していました。
アメリカもイスラエルもパレスチナもありませんでした。日本も北海道と沖縄は徳川政権の影響下にはありません。国境もあいまいでパスポートもない。
そんな400年前の世界でどう世界は繋がりはじめて、現代の世界になったのでしょうか?
その変化を人の移動と商品流通を行った東インド会社を通してみていく。日本史、東洋史、西洋史が混ざる交差点。当時、世界の欲しがる商品はアジアにあり、新大陸の銀貨をもってアジアでお買い物しヨーロッパへ持ち帰りました。
東大EMPでも選ばれた一冊らしい
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第2位『功利主義入門』
フォロワーの遠藤さんにご紹介頂いた本です。
「自分の頭で考える」
一見当たり前のようでやるのはとてもむずかしい行為。
では自分で考えるにはどうすれば良いのでしょうか。本書はそのために倫理学という技術を使って批判的思考を身につける手助けをしてくれます。
倫理ときくと道徳が思い浮かびます。社会の中で生きていくうえでわれわれが守るべきルールについて学び、それを実践して守るように行動すること。これが道徳教育として行われているものです。
ただ倫理学は異なります。たとえば「嘘をついてはいけない」というルールについて、「なぜ嘘をついてはいけないのか?」「どういう場面ならば嘘をついてもよいのだろうか」など、普段当たり前に受け入れているルールを疑ってみて、その根拠を考えてみる。これを批判的思考と呼び、道徳哲学、倫理学の主題でもあります。
そんな倫理学の中でもわかりやすい功利主義。これについて前提知識なしで学べる一冊です。
倫理的な反省をする生き方とは、すべきことやすべきでないことを規定する一連の規則を遵守することではない。倫理的に生きるとは、自分がどう生きているかを一定の仕方で反省することであり、反省して得られた結論に従って行動しようと努めることである。
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第1位『政界再編』
最初に読んだ感想は「こんなに政界の流れがわかりやすくていいの??」でした。
ちょうど総裁選がやっていた時期で政治に関心があったのでふらっと読んだら大当たりを引きました。
・なぜ自民党一強で野党勢力は弱くなってしまったのだろう?
・どうしたら政権交代できるのだろうか?
などなど政治に関する疑問がスッと晴れるすごい新書です。
これから衆議院選挙があるのでぜひ有権者の皆さんには読んでもらうと面白いと思います。
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