お久しぶりです!おくでぃです。今回は、7月に読んだ本で特に面白かった本を3冊ご紹介します!
7月に読んだ本ベスト3冊!
7月はたくさん本を読めた月でした。全部面白かったのですが、特に良かった本を3冊選んで紹介します。
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第3位『マリー・アントワネット(上)』
ベルばら効果で日本で最も有名な王妃とも言えるマリー・アントワネット。そんな彼女の伝記は古今東西多くの者が手掛けてきました。その中でも有名なのがツヴァイクの本書。
この本を読んで、あの『ベルサイユのばら』は生まれたと言います。訳者は『怖い絵』でお馴染みの中野京子先生。最強タッグで語るマリー・アントワネット。
マキアヴェッリは、フォルトゥナ(運命)とヴィルトゥ(力量)があり、前者のみに身を任せる者を批判したが、革命前のマリー・アントワネットがまさにそう。
運命に、それも彼女にとっては悪質な運命に襲われた時、彼女に立ち向かう力量は一切なかった。あるとすれば夫の武威だけであったが、夫はインテリで争うごとは好まぬ性格。
妻だけには頭のあがらない夫も、フランス革命という波に立ち向かう気概もなく、物語は悲劇へと舵を切る・・・
が、不幸のさなか、彼女の目の前に友であり真に愛し愛されたメンズが現れて上巻は終わります。
第2位『オデュッセイア(上)』
日本人で桃太郎を知らない人はいないでしょう。同じくヨーロッパの人々も本書の主人公オデュッセウスを知らない人はいないのではないだろうか。
知将として「トロイの木馬」を提案し、トロイを滅ぼしたギリシアの英雄です。
本書では、トロイ滅亡後に、イタケという自分の領地に20年以上も帰れなくなり、取り残された妻と息子の話から始まります。
オデュッセウスは死亡したと思われていたので、アフロディーテと見間違うほど美しい妻に求婚者がひっきりなしに現れた。
求婚者たちは妻だけでなくオデュッセウスが残した財産も欲しがり、毎日宴会を開いては財産を食いつぶす厄介な客でした。
あるとき、ゼウスの娘アテナがオデュッセウスの息子テレマコスの前に現れ、父を探しに旅へ行きなさいと告げます。
そこでテレマコスが父を探す旅と、オデュッセウスがイタケに戻ってくる旅と、交互に描かれ、ついにはイタケで感動の再会を果たします。
父との感動の再会に浸っているのもつかの間、面倒な求婚者たちを追い出す計画を練り、実行していくのがクライマックスです。
人文系の本読むと、オデュッセウスの例が腐るほど出てきます。さすがに知ってて当たり前といった感じに出してくるので一読しておくと今後楽になります。
第1位『孤独の科学』
まずはじめに、言っておくと、オールタイム・ベスト10冊に入るレベルに良い本でした。
私は、人間の本質を突いた本が名著だと思うのですが、まさに人間の本質=孤独に耐えられない点について、科学的知見や経験則から、思う存分語っており、非常に勉強になる一冊です。
文明は生活環境を令和へと推し進めましたが、デバイスである身体は縄文時代から変わっていません。
ここまで科学が発展したのに、孤独に耐えられないことが欠陥だなと思っていたのですが、一読したら孤独に対する見方が変わりました。
人は一人で生きていくよりも、複数人で協力しあったほうが生存率が高まります。
自給自足の生活をしていたら、自分の畑が害虫に襲われて、農作物全滅したら、餓死しますが、お隣さんに分けてもらえれば生きられる。
そこで孤独感を味わうことで、他者と協力しなきゃ、繋がれなきゃと思わせるアラートのようなものが埋め込まれたようです。
たしかに一人で何でもやっていければ、他者と関わる必要は減ります。
これだけでなく、孤独感が人間にとってどれほど害をもたらすか知ることも勉強になります。酒、タバコなんて可愛いもの。
まとめ
名著をゆっくりと味わって読むほうがいいなと最近思うようになりました。忙しいとついモット多くの本を読まねばとなりがちですが、横に広げるよりは深堀りしていく。そのほうがお金もかかりませんし笑。来月は精読して味わう読書で過ごせたらと思います。来月もいい本と出会えると嬉しいです。
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