読書会

【開催報告】どうあがいても積読増える読書会Vol.1

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読書会復活について

コロナ以前は対面での読書会を何度か主催したことがあったのですが、

コロナでしばらくお休みしていました。

コロナ禍においても読書は継続していたので、

自分が出会った面白い本を独占しておくのも勿体ないなと思い、

久々に対面での読書会を復活させることにしました。

読了ツイートはしていたものの、

Twitterは会話を膨らましたり、対話には向いてません。

普段出会えない本を知ることができたり、

リアル世界では絶滅危惧種な本好きなる同朋に会えるのは、

読書会のメリットであり、それを享受できる会になればなと考えています。

読書会の題名について

今回、復活するにあたり、再考したのが読書会の題名。

私は昔から「積読」という言葉が好きで、

アカウント名も「積読家」という呼称をつけています。

本好きならば皆が共感してくれる「積読」という存在。

読書会がきっかけになって、

積みたくなるような本と出会ってくれればうれしいなと思い名付けました。

「どうあがいても」というワードは、八景島シーパラダイスから取りました。

よくあるハズレなしのイルカのぬいぐるみの当たるくじのタイトルが、

「どうあがいても当たるイルカくじ」とかだった気がします(うろ覚え)

「どうあがいても」イルカを持ち帰らないといけない状況が面白くて、

ここから拝借しました。

募集までの流れ

参加者ゼロ人だったらどうしようかとドキドキしながら、

下記のようなツイートをしたところ、

ありがたいことに複数の方から参加希望をいただけました。

※画像

参加者は私含めて4名で、うち2名はなんと読書会初参加とのこと。

意外と読書会に参加する人もまだまだ少ないんだなーと思いました。

初めての方も緊張しすぎずにリラックスしながら、

参加頂けるように空間と進行を提供しますので、

もしよければ是非参加してみてください。

記念すべき第一回目の読書会

読書会には大きく分けて2種類があります。

「紹介型」と「課題本型」

紹介型は好きな本を持ち寄ってフリートークメインの読書会

課題本型は同じ課題本を読んできて感想を言い合う読書会

私は紹介型のほうが好きなので今回はそちらを採用しました。

各自1冊~3冊、「面白い(と思った)本」を持ち寄ってもらい、

各自10分ずつ紹介して、質問をしてを繰り返して計2時間ほど話していました。

これからはご紹介いただいた本について私の感想とともに記載していきます。

ご紹介いただいた面白い本たち

本には当たりはずれがあるものですが、

読書会にもってきて人に紹介するという

素晴らしいフィルターのおかげでどれも面白そうな本ばかり

集まるのが読書会の魅力だと思います。

それぞれ思い入れのある本たちについてご紹介いただきました。

読書会に参加した人だけに留めておくのはもったいないので、

公開していきたいと思います。

1)『マヤ文明』※私の紹介本です。

フォロワーさんに教えていただいた

トーハクで開催中の古代メキシコ展にぴったりな一冊

謎に包まれたマヤ文明と紹介されがちだが、実はいろいろわかってきており、

実態をみると、意外と日本とも似ている信仰が多かったりする

 

2)『奴隷のしつけ方』

古代ローマの貴族が奴隷のしつけ方を教えてくれる本。

貴族と奴隷の関係性を上司と部下に当てはめると、

マネジメントの本のようにも使えそう。

多民族社会だったローマ帝国では、

同郷の人は扱いづらいのでできるだけ異国の人がいいなど、

どこで使えるかわからないアドバイス満載。

3)『零號琴』

紹介者さん曰く、この筆者は色の描写が優れているそうです。

楽器をテーマにしたSFもので、700トンの法螺貝が出てきたり、

奇想天外な世界観が面白そうでした。

著者は飛浩隆さん!

4)『絶望名人カフカの人生論』

ある日、目覚めたら虫になっていたでお馴染みの『変身』

などで有名な作家のキャラは作品をも上回るほど強烈。

ネガティブキャラでいえばトップクラスだというカフカ。

暗がりを知れば知るほど光が温かく見える。

落ち込んだりしても下にはカフカがいると勇気づけられそう。

5)『動物園の文化史 ひとと動物の5000年』

人はいつから動物と離れて暮らすようになったのだろうか。

文明が発達し、自然と切り離されていきてきた人間にとって、

野生(ワイルド)を感じさせてくれる都会の施設が動物園。

古来はメソポタミアからあり、野生を征服する名誉欲と、近代以降は、

教育のために動物園はつくられていく。

 

6)『自然界における左と右』

自然界におけるありとあらゆるものの左右について論じる本

鏡など身近な物質から果ては宇宙まで飛躍する上下巻

7)『おいしいアンソロジー おやつ』

夜中には読まないほうがいいらしいです笑

各有名な小説家さんが各自おやつをテーマに書いた作品集で、

あの著者気になってたけど、手を出せていないってときに、

とっつきやすいのがポイントです。

表紙がとっても美味しそう!

8)『タダイマトビラ』

家族欲とは小さな社会の否定で、アナキスト的な雰囲気もある。

そんな欲あったのかーと村田沙耶香さんの作品はいつもハッとさせられる気がします。

9)『すぐそこの遠い場所』

ありそうだけど、完全に架空の世界について真剣に語った一冊

謎のリアリティ感があり、創作者さんはきっと刺激を受けることでしょう。

クラフト・エヴィング商會って名前が既にかっこいい!

10)『迷宮街クロニクル 生還まで何マイル』

もともとは、はてなブログで掲載されていた作品だそうです。

紹介者さんはイメージと違っているのでカバーを外していました笑

作品が映像化されるとイメージと違うってことよくあるので気持ちはわかります。

声優とかもそうですよね。

さいごに

久々の読書会は楽しすぎであっという間に終わりました。

紹介本以外にも村上春樹好きな方が集まっていたので、その話をしたり、

ゆるく脱線するのも読書会の醍醐味です。

定期的に実施しますので、本を語りたい!ってときにはいつでもご参加ください。

それではまたどこかで!

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おくでぃ

▶︎ 数千冊の本に埋もれてる積読家 ▶︎ 古今東西の歴史が好き ▶︎ まれに読書会主催 ▶︎ 餃子が好き ▶︎ HONZのレビュアーになるのが夢

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