まったく読めない月となりました・・・
今月は引っ越しやら何やらやるべきことが多くて、10冊も読めない月となりました。あとは単純に分厚い本ばかり買っていたので一冊が全然終わりません笑。それはそれでコスパいいのだけれども読了ツイートするネタがない。そんな月でした。
書籍代制限中
ちなみに引っ越しで諭吉がジェノサイドされたので書籍代は泣く泣く抑えます。湯水の如く本を買うことはできないので、メルカリで最安値になった瞬間に狩る、狩猟採集生活をはじめました。とはいえ気になる本は衝動買いしちゃうのと癒やしの意味を込めて本屋さんには足を運びます。なので!今月買った本はだいぶ厳選したメンバーになりました。共通点は値崩れしない本。ホンモノっちゅーことです。
2020年9月のゆかいな購入本たち📕
それでは、今月迎えた新しいメンバーを紹介します。
・購入数: 10冊
1)『クラウゼヴィッツのナポレオン戦争従軍記』
孫子の兵法でお馴染みの孫武と双璧をなす戦争論で有名なクラウゼヴィッツ。
超一流が天才ナポレオンの戦いぶりを残したものが面白くないわけなかろう。
2)『グローバリゼーション・パラドクス』
グローバリゼーションの歴史本。グローバリゼーションは冷戦後に急にはじまったような印象だが、とっくの昔から世界は繋がり始めた。その軌跡を追いつつも、トリレンマを指摘する。
グローバル人材?になりたい人は必読本。
3)『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』
移民を受け入れすぎた西洋社会がどう変わったのか知れる一冊。
数年後、日本も同じ状況に陥る可能性があるので、或る意味未来予測本。
4)『マッキンダーの地政学』
地政学の祖 マッキンダーの幻の名著。と言われている一冊。ハートランドを握ったものが世界を制す?
5)『興亡の世界史 通商国家カルタゴ』
元祖エコノミックアニマルなカルタゴ人に学ぶことは多いと思う。極東の島国の未来を考える上では非常にためになる一冊。
6)『夜と霧』
みんな大好きフランクル。満を持して購入。
7)『コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史』
新大陸の先住民が長年築き上げてきた文化を享受しているに過ぎない旧大陸の人々。その不平等な交換によって犠牲になった人々を忘れてはならない。
8)『フランス革命についての省察』
光文社verが出てたので購入。
9)『戦争は女の顔をしていない』
名著オブ名著。歴史に残る一冊。22世紀も読まれるに違いない。女性の協力なくしては勝てなくなったのが第二次世界大戦含む総力戦。女性兵士が戦場で見た地獄を語る。
10)『人新世の資本論』
自分が大学の頃に考えていたようなことを言語化してくれていて非常に面白かった。なぜマルクスを読まなければならないのか。限界を知らない人間は恐ろしい。限界を教えてくれるのがマルクスなのだ。
今月の暗黙テーマは「地球市民」
「コロンブスの交換」によって新大陸と旧大陸の人類は久しぶりに合流しました。その結果、地球からフロンティアは消え、貿易、交流は盛んになり、世界は繋がりました。わたしたちが「地球市民」となれるかどうか。想像の共同体を地球規模まで広げられるか否か。コロナはそう問いかけました。そして今後、コロナ以上に協力不可欠な地球環境問題が襲ってきます。その際に人類はどう進むのか。それを知りたくなってこれらの本を手にとっていた気がします。
来月は・・・
来月は引き続き厳選して選書します。久々にビジネス書の海に飛び込みたい気分なので、再読中心になりそうな気配。中旬には念願の本棚届くので部屋を埋めてやろうと思います。