テーブルマナーを知らずに大人になった人たちへ
デートや結婚式などの晴れの場で食事する際に困るのがテーブルマナー。
人間には手は二本しかないのに、なんでこんなに種類あるんだ・・・と思わせる銀食器たち。
とはいえ、大切な人の手前、無様な姿を見せることは恥ずかしい。
マナーとは自分ではなく相手を思いやってやる作法で、テーブルマナーの綺麗さはパートナーのためにもクリアしたいところである。
西洋では幼少期からテーブルマナーを自然に身に着けさせるのが理想らしいが、こちとらもう良いおじさんなのだ。
タイムマシーンに頼れないが、テーブルマナーを知りたい!
そんな人を救うのが本書である。
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ティファニーパイセンが教えてくれる
教えてくれるのはあの有名な宝石貴金属屋のティファニー。あげたら喜ばれるらしいあれを売っているお店だ。
銀食器の売上も多い同社では、この冊子を進呈しているらしい。
テーブルマナーにはいろんな流儀があるだろうが、ティファニーはこう語る。
私どもの様式は、優雅で、魅力があり、何よりもとくに、自然であると信じております。
この自信がまた素晴らしい。さあ優雅なティファニー流テーブルマナーを盗もうではないか。
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ユーモアたっぷりな中身
テーブルマナーというと堅苦しいイメージだが、本書では漫画タッチな絵とともにユーモアたっぷりな文章で楽しく読ませてくれる。
例えばこんな感じ
食べものを一度にあまりたくさん口につめこまないこと。そんなことをすると、あなたは犬小屋で育ったように思われます。
ナイフやフォークの使い方だけでなく、相手との楽しい時間を過ごすための秘訣なども面白おかしく書いてあって、終始楽しめる。
パラパラめくるだけでも十分面白い。
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さいごに
テーブルマナーの作法はパスポートに過ぎない。大事なのは雰囲気づくりなのだ。
最後にこのようなメッセージとともに本書は終わる。
晩餐会は葬式ではない。あなたが列席しているのは、みんなを楽しませるためです。愉快にふるまって。あなたの役割を果たしてください。陰気はご法度ですよ
読んだら早くテーブルマナーを試してみたくなる!そんな一冊だ。